こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。
8月の北海道は気温もグッと上がり、本格的に夏らしくなりました。
といっても札幌は真夏日(最高気温が30度以上の日)が
毎年平均7~10日間ほどなので、
夏らしい期間はあっという間に過ぎていきます。

そんなこの夏、工房スタッフと居酒屋で食事をしていたところ、
参加していた本州出身の男性スタッフが
「北海道ならではのビックリ体験」をしたので、
今回はそのエピソードを紹介させてください。

食事会の中で「8月の北海道の旬といえば?」という話題になり、
礼文(れぶん)産の真ホッケ(まほっけ)が話題に上がりました。

hokkaido

(↑マルで囲んであるところが礼文島です)

ホッケ3
「ホッケ」
日本海、オホーツク海に生息。
鮮度が落ちやすいので、主に開き干しが向いています。


ホッケは北海道が漁獲量日本一で、漢字で「魚偏に花」と書き、
一般的に旬は春・秋と言われています。
ただ、北海道でポピュラーなホッケには、
「真ホッケ(まほっけ)」「縞ホッケ(しまほっけ)」「根ホッケ(ねほっけ)」…と
数種類あり、代表的な漁場の1つである礼文(れぶん)産の真ホッケは、
8月ごろに旬を迎えます。
このホッケ、北海道では食卓にもよく出る定番中の定番。
北海道民にとってのソウルフード(魚なのでソウルフィッシュ?)なんです。

例えば全国的に見ると、
アジフライ定食は「定食の王道」というイメージがあるかと思いますが、
北海道の王道はホッケ定食
むしろ、アジフライを食べたことが無い工房スタッフがいるほど、
ホッケこそがスタンダードな魚です。
バーベキューでは網の上で焼いて食べることも!
これも北海道ならではです。
高タンパク&低カロリーでビタミンも豊富、さらには安くて美味しい!と、
非の打ちどころがありません。

そんな中お店のメニューを見てみると、真ホッケがあるではありませんか!
せっかくなので注文しようということになりました。

しばらくすると、お待ちかねのホッケが到着。
するとそのホッケを見たとたん、本州出身の彼だけが
「え!?」と声を上げて立ち上がったのです。

何をそんなに驚いているのか訳を聞いてみると…
「僕が北海道に来る前に食べたホッケは、もっと小さかったんです!
これ、僕が知っているホッケの2倍、いや3倍近くはありますよ!!」
とのこと。
続けざまに、ひと口パクリ。
すると「うわぁ~旨い!!サイズが大きいから大味なのかと思ったら、
こんなに旨みが詰まっているなんて…
こんなにホッケの味を感じたことはありません。北海道すごい!」と、
とても感動しているようでした。

hokke_hikaku

(左側:本州のホッケ  右側:北海道のホッケ)

彼が驚いたのも無理はありません。
一言にホッケと言っても、この「北海道のホッケ」は特別。
サイズ、味わい、脂ノリ、どれをとっても
国内最高の質と言って過言ではないのです。
(下手をすると、魚焼きグリルに入らないほど!笑)
本州出身の彼にとっては衝撃だったようですが、
北海道ではこのサイズや味わいは普通のこと。
道産子のスタッフから言わせると、逆に彼の驚きはとても新鮮だったようです。

このような感じで、北海道には日常生活の中にも
様々な素敵な驚きや感動が溢れています。
今後も、そんな北海道の素敵な驚きや感動を
北の快適工房から世界中に発信していきたいと思います。

したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、
来月もお手紙を書かせていただきますね。


北の快適工房代表 木下勝寿