2020年6月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表木下勝寿です。早いもので今年も残り半分を過ぎようとしていますね。緑も深まり、着々と夏に向かっている気配を感じます。6月となると梅雨明けを待ちわびている方も多いかと思いますが、梅雨の影響がほとんどない北海道では各地でさまざまな花が見頃を迎えています。さて、北の快適工房では4月に新入社員を迎えました。今では新入社員研修も落ち着き、会社にも慣れてきたことで、ほかの社員とも気軽に会話をする機会が増えてきているようです。弊社は北海道に本社を構えていることもあり、北海道出身のスタッフが多いのですが、もちろん北海道外出身のスタッフも在籍しています。最近は新しいスタッフとの会話で、全国各地のちょっとした習慣、文化の違いなどに会話が盛り上がることもしばしばあります。今回はその中でも北海道弁(方言)についてお話しします。北海道はもともと方言や訛りが少なく、標準語に近い話し方とされていますが、それでも方言はいくつかあります。どの地域でもそうかもしれませんが、その地域に長く住んでいると、そもそも方言と思わずに「当たり前の表現」として使っていることが多々あります。北海道出身のスタッフに聞いてみたところ、「ゴミをなげる」「押ささる」「テレビが入る」「手袋をはく」は、そのままでは通じなかったり、違う意味に捉えられてしまった、という意見が多かった言葉です。それぞれの意味としては、「ゴミをなげる」は、ゴミを捨てること。「押ささる」は、押すつもりじゃなかったのに、結果的に押してしまったこと。「テレビが入る」は、テレビで番組が放送されていること。「手袋をはく」は、手袋をはめること、となります。中でも「ゴミをなげる」は、そのままポイっと投げる意味として通じてしまうため、目の前でポイっとされてしまったという人が何人もいました。(ちなみに関西ではゴミを捨てることは「ほかす」と言います。)また、「押ささる」をはじめとした「~さる」という方言については、「方言だとわかっていてもついつい使ってしまうほど便利な言葉」という意見がたくさんありました。「~さる」は、ほかにも「書かさる」「置かさる」という言い方もできるのですが、別の言葉へは簡単に言い換えられない言葉として北海道民のスタッフからは支持を得ていました。また、「椅子」や「コーヒー」、「ハンカチ」などは、ほかの地域とイントネーションが少し異なるようです。(どのように発音するか、ぜひ北海道出身の方に聞いてみてくださいね。)北海道は、もともと全国各地からの移住者が集まってつくられたという歴史があるため、北海道内でも方言や訛り具合にはかなり差があったり、もとを辿れば違う地域の言葉が語源だったりというものもあります。今回はほんの一部しか紹介できませんでしたが、スタッフからはほかにもたくさんの話を聞くことができました。いろいろな人と交流することではじめて知ることはまだまだたくさんありそうですね。したっけ( 北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房 代表取締役 木下勝寿