2020年5月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表木下勝寿です。澄み渡る青空が続き、青々とした木の葉がさわやかに揺れる時期となりました。北海道もようやく春らしい過ごしやすさとなり、柔らかな日差しや風に思わず気持ちも弾みます。5月といえば祝日が多く、第2日曜日には母の日がありますね。日本でもすっかり定着した「母の日」ですが、この習慣はある女性が亡き母を追悼するために教会でカネーションを配ったことからはじまったとされています。これをきっかけに「母に感謝を伝える日」として、アメリカから徐々に世界へと広がったそうです。日本はアメリカと同じく、5月の第2日曜日が母の日ですが、国によっては少しずつ日にちが異なり、習慣やプレゼントもさまざまです。カーネーションを主に贈るのはアメリカと日本だけで、オーストラリアでは菊、フィンランドではミニバラやヴォッコと呼ばれる野の花、エジプトでは女性が常に使うスカーフなどが定番です。また、特定のプレゼントではなく、家族で集まってお茶や食事をする国もあります。ちなみに、韓国では「父母の日」、ハンガリーやルーマニアでは「女性の日」としてお祝いをするそうです。日本の母の日といえば、前述したようにカーネーションがメインとはいえ、最近ではそれ以外のギフトも充実しています。花は種類や色数も豊富になり、さらにお菓子や小物類もたくさん並ぶようになったため、選ぶほうも迷われるのではないでしょうか。工房スタッフにも母の日のプレゼントについて聞いてみたところ、大半が毎年、または数年ごとに贈っているようです。私も毎年花を贈っている一人です。ほかのスタッフも、プレゼントの多くはやはりカーネーションをはじめとした花が多く、特にプリザーブドフラワーや鉢植えが人気でした。一方で、お母様がフラワーアレンジメントを趣味にしていたり、花に関わる仕事をしているため、毎年、花以外のプレゼントは何がいいかと頭を悩ませている、という意見もありました。一番好きなものは花だと知りつつ、別のものを考えないといけない、というのはなんとも悩ましいものですね。ほかにも、「食事をしに一緒に出掛ける。」、「本人からリクエストが事前に来る。」といったほか、ちょっと面白かったものでは「毎年決まって段ボールいっぱいのアスパラガスを送っている。」、「好きな花の苗を一緒に見に行ったら、最終的に『ブドウの苗』を選んでいた。」といったものもありました。普段感謝の気持ちを伝えられていない方は、こういった記念日を機に、自分の言葉で感謝の言葉を伝えたり、同じ時間を過ごして思い出を増やしてみるのはいかがでしょうか? 日頃からお母様や家族、友人など身近な人に感謝の気持ちを伝えながら過ごしていきたいですね。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房 代表取締役 木下勝寿