こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿です。

冬の空が広がり、北海道ではすでに
ストーブやヒーターといった暖房器具が
手放せない時期になりました。
真っ白に染まっていく景色を眺めながら、
「今年もこの季節が来たなぁ」
としみじみ感じます。

さて、12月といえば1年の最後の月
本格的な冬の始まりと同時に、
行事やイベントが多い月でもありますね。

お仕事はもちろんプライベートでも
やることがたくさんある
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さらに年末年始ともなれば、
年越しの大掃除や、
新年を迎えるための準備など、
ご家族が多い方ほど忙しいかもしれませんね。

そしてお正月といえば定番の「おせち」。
最近では百貨店やホテル、
有名店のおせちから、洋風や中華といった
一味違うおせちまで
様々な種類が毎年出ていますね。
8b39b7a0ebee08f82afb81f0ed852cf6_m

一般に元旦に食べることの多いおせちですが、
北海道を含めた一部の地域では、
元旦ではなく大晦日におせちを食べる
というところも多いんです。

家庭によって
大晦日用と元旦用に分けておくところや、
大晦日の夜ご飯として食べ始め、
元旦は残っている分と一緒にお雑煮を食べる、
なんてところもあるようです。

また、工房スタッフに聞いてみると、
おせちは手作りするよりも
お店で買う人のほうが多く、中には
「お雑煮は食べるけど
あとは家族の好きなものを食べる」、
「おせちの具材は好きな種類を少しずつ買って
組み合わせている」
といったように、
家庭のスタイルごとに
いろいろな違いがありました。

ご存じの方もいるかもしれませんが、
私たち北の快適工房は、
現在の健康食品や
化粧品を販売する以前は、
北海道の特産品を扱う事業を
主にしていました。

実はそのときに
おせちの販売もしていたのですが、
その頃は毎年、当時のスタッフと一緒に
目が回るほど忙しい思いをしていました。

当時私たちが扱っていたおせちは、
「重箱」と「具材」がそれぞれバラバラで納品され、
それをお客様の要望に合わせて
組み合わせ、発送するというものでした。
12月30日から31日に
ちょうどお客様へ届くようにするため、
28日にはすべて発送します。

ある年も完成に向けて作業をしていたのですが、
いつもならほとんど終わっているところ、
何百個というおせちが
いまだに残っているという状況が発覚

しかし、おせちは
一日も遅らせることはできないため、
そこからは私も含めた当時のスタッフ全員で、
早朝から深夜まで
ひたすら作業を続けていました。

もちろん具材は冷凍されているため、
私たちも冷凍庫のような極寒の部屋の中で
震えながら作業をしていました。

何とか間に合って出荷が終わったときには、
みんなで喜んだり達成感を味わう元気もなく、
全員が抜け殻のようになっていました。

ここまでギリギリのことは
そうそうありませんでしたが、
それでも目の回るような慌ただしさは
毎年恒例でした。

現在、季節商品は扱っていないため、
そんなこともなくなりましたが、
今では1年を通して
やりがいを感じられる忙しさがあり、
とてもありがたく思っています。

私たち北の快適工房は、
今後も様々な商品を生み出し、
お客様にお届けしていきたいと考えています。

その過程の中で
さまざまな変化があるかとは思いますが、
「お客様にご満足いただける商品を
お届けする」
ということだけは決して忘れずに、
これからも努力と成長を
重ねていきたいと思います。

したっけ
( 北海道では「それじゃあ」のことを
「したっけ」といいます。)、
来月もお手紙を書かせていただきますね。


北の快適工房    
代表取締役 木下勝寿