2018年6月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿です。6月となった北海道では、各地で色とりどりの花が咲き誇り、人々の目を楽しませています。6月といえば、みなさんは「ジューンブライド」という言葉をご存じですか?古くから「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」という、ヨーロッパの有名な言い伝えのことです。この由来にはいくつか説がありますが、その一つに、ギリシャ神話の結婚を司るヘラという女神が6月を守護しているから、というものがあります。そのため、「6月に結婚すると幸せになれる」と言われるようになり、日本には戦後徐々に、この「ジューンブライド」という言葉が広まっていったそうです。今回はそんな「結婚」にまつわる素敵なエピソードをご紹介したいと思います。今年も北の快適工房には、新卒社員や中途入社社員が新しく仲間入りしましたが、その一人にMさんという女性がいます。今では研修なども終わり、すでにWEB制作の仕事で一戦力として活躍してくれています。そんなMさんから、先日、ご主人とのドラマのような話を聞きました。それは、Mさんと結婚相手であるご主人が、同じ小学校の同級生であり、お互いに初恋の相手ということ。同じ小学校の同じクラスだったことから、自分たちも親同士も仲が良く、家族ぐるみで親交があった二人。このころすでに、気持ちを伝えてはいないものの、好き同士だったそうです。しかし、Mさんたちが小学校6年生のときに親同士が大喧嘩。その後は、親に言われるまま会うこともできなくなり、中学校も別々だったことから、離れ離れになります。そのときはまだまだ子供だったため、お付き合いなどというものはなかったそうですが、どこか寂しい気持ちのまま、Mさんは大学受験を迎える歳になります。そして、まさか大学受験の会場で二人は再会。同じ大学に通えるかもしれないことに心躍るMさんでしたが、肝心の彼は受験に落ちてしまい、同じ入学式を迎えることができませんでした。実は大学の入学式の日、彼はMさんに会うために校門で待っていたそうですが、間違って入学式とは別の、受験会場だった学校で待っていたために会えなかったと、あとになって聞いたそうです(笑)。そのころは、まだまだ携帯電話も広く普及していなかったため、今のように連絡をとることもできない時代でした。そんなすれ違いの日々が続き、結局再会は果たせないまま、社会人になってからお互いに別のパートナーと結婚。しかし、その数年後、お互いに別れを経験します。そんな中、また二人が再会を果たしたのが、さらに何年も経ち、携帯電話のほかにもSNSが一般的になったときでした。彼がSNSで、たまたまMさんを見つけたことをきっかけに、二人は会うことになります。実はそのときMさんは横浜、彼は北海道にいましたが、なんと半年後には結婚!しかも、そのときMさんは、20年以上続けていた教員を辞め、慣れ親しんだ横浜を離れ、彼のいる北海道に行く、ということで周囲をびっくりさせたそうです。夫婦というかけがえのないパートナーとなったお二人ですが、今までの出会いと別れがあったからこそ、現在の素敵な関係があるのかもしれませんね。たった2つの商品から始まった私たち北の快適工房は、おかげさまで今では25以上の商品を開発・販売するまでに成長しました。ここまで歩んでこられたのも、商品をお手に取ってくださったお客様一人ひとりの支えがあったからこそだと思っています。現在も日々より良い商品の開発に取り組んでいます。今後もこの出会いが素敵なものだと思っていただけるように一期一会の精神を大切に、お客様のお手元へ商品をお届けしたあとも、安心してご利用いただけるサービスを目指していきたいと思っています。したっけ( 北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿