2018年1月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿です。降りしきる雪で北海道はまさに銀世界。1月に入り寒さも一層増しています。そうなると外へ出かけるのが億劫……となりそうなものですが、私や工房スタッフ達は対照的です。この1月も、冬だからこそできることを楽しみながら過ごしています。冬だからこそといえば、この時期楽しいのは「ワカサギ釣り」です。ワカサギは成体で体長が15cmほどになる魚で、冷たい水で生活する冷水魚のため、主に日本の北側の湖などに多く生息しています。産卵期を迎える冬から春にかけてがワカサギ釣りのシーズンです。私がワカサギ釣りをしたのは、北海道の北東にある網走湖という湖。この湖は北海道内でも特に人気のあるスポットです。冬は湖面に厚い氷が張り、氷上釣りの舞台となります。私は道具一式の貸出やレクチャーまでしてもらえるツアーに参加しました。現地に集合すると、早速釣りのスポットへ移動するため湖面に踏み出します。凍っているとわかってはいても、湖の上と考えるとちょっとドキドキ。一歩一歩踏みしめながら進みます。湖面の氷にテントを張って釣ります。ぐるぐる回すと氷がかき出されます。スタッフの方にレクチャーしてもらい、専用のドリルを使って足元の氷に釣り糸を垂らすための穴を開けます。結構力を使う作業で、ガリガリッと音を立てながらなんとか完了。ワカサギ釣りに使う釣り糸には針が複数ついているため、一気にたくさんのワカサギが釣れることもあります。私は一度にたくさん釣れている映像をテレビで見たことがあったので、期待しながら早速スタートしました。……が、なんと全くワカサギがかかりません。案内通りにやっているはずなのですが、音沙汰なし。どうしたものかと思っていると、スタッフの方から「場所を変えてみましょう!」との提案。少し移動してもう一度ドリルで穴を開け、再挑戦しました。すると……今度は大当たり!釣り糸を垂らしたそばからグイグイと引かれ、まさにテレビで見た映像そのもの!感動して、思わず「お~!」と声が出てしまうほどでした。その後も変わらず釣れる釣れる!あまりに釣れるので、ちょっとした興味本位で試しに餌をつけずに釣り糸を垂らしてみました。すると、なんと、釣れてしまいました(笑)。餌をつけているときよりも多少時間はかかりますが、針を餌だと勘違いしているのか、食いついてきたのです。こうして釣り自体は大満足で終了。しかし、これで終わりではありません。食べるところまでがワカサギ釣りです。私が泊まった宿では釣れたワカサギを調理してくれるサービスがあったので、宿でゆっくりと楽しむことにしました。宿の女将さんへ釣果を渡すと「これは大漁ですね!」と一言。ちょっと誇らしい気持ちになりました。夕食では念願のワカサギの天ぷらが!ワカサギは骨が柔らかいため、丸ごとサクッと食べられます。やはり、自分が釣った魚というのは格別ですね。そんなこんなで、私のワカサギ釣り体験は終了。釣り始めはどうなることかと思いましたが、しっかり堪能することができ、大変良い経験になりました。私は、感動する、ということは人にとって大変素晴らしいことだと思っています。自分自身がそういった経験をしている方ほど、周りにも感動を分けることができる、と考えているからです。北の快適工房も、商品やサービスという形で、お客様により一層感動していただけるようなブランドを目指していきたいと思います。したっけ( 北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿