2017年8月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿です。皆様いかがお過ごしでしょうか?7月から気温がさらに上がり、いよいよ夏も本番!涼をとりながら、今年の夏も思いっきり楽しんでいきたいものですね。さて、夏の風物詩の1つに「花火」がありますが、今回は私が観たとても素敵な花火大会についてお話させてください。それは、北海道の南東部に位置する帯広(おびひろ)市で、毎年8月に開催される「勝毎花火大会(かちまいはなびたいかい)」です。(↑赤い星印が帯広市です。)(↑明るいうちから沢山の方々で賑わっています。)この「勝毎花火大会」は、北海道で最も歴史の長い花火大会で、今年で開催67回目を迎えます。十勝川(とかちがわ)の夜空を鮮やかに彩る数万発の花火は、北海道の花火大会ではトップクラスの打ち上げ数。北海道内はもちろん、全国各地から足を運ぶ方もいらっしゃるほど、たくさんの方に愛されている花火大会です。毎年、会場には広大な河川敷を埋め尽くすほど、多くの方々が来場します。私が行った年も、人が溢れるほどの大盛況ぶりでした。辺りが暗くなると、輝くレーザー光線や火柱、音楽を組み合わせた大胆かつ華やかなオープニングを皮切りに、花火のエンターテイメントが盛大に幕を開けます。空いっぱいに広がる色とりどりの花火はどれをとっても素晴らしく、どこかノスタルジックな気分にさせられます。会場のあちこちから絶えず湧く歓声も、よりいっそう花火の美しさを引き立てていて、見ているだけで様々な夏の思い出が頭の中を駆け巡りました。そして、いよいよクライマックス。約5分間にわたって「錦冠(にしきかむろ)」と呼ばれる花火がダイナミックに打ち上げられます。どのようなものかというと...?空一面がまるで昼かのように明るい黄金色へ染まるのです!大迫力のクライマックスで、感動は最高潮に。打ち上げが終わると同時に会場は大きな拍手に包まれ、惜しまれながらも花火大会は幕を閉じます。きっと、終わりを惜しむ切ない気持ちも、花火大会ならではの魅力であり、醍醐味なのかもしれませんね。実はこの花火大会、まだ終わりではありません。翌朝に、花火大会が行われた河川敷周辺でボランティアの方々によるゴミ拾いイベントが開催されるのです。(↑火ばさみとゴミ袋を手に、みんなでゴミ拾い!)ゴミ拾いだけではなく景品が当たるじゃんけん大会も行われるなど、ゴミ拾いを「楽しむイベント」としての工夫もなされています。「自分も何かこの花火大会のためになることがしたい!」、私もそう意気込み、参加してきました。イベント中、何より印象的に感じたのは、参加している方々のほっこりとした笑顔です。楽しさというのは連鎖するもので、はじめは眠たい目をこすっていた私も、気づけば初対面の方々と会話を弾ませながら、楽しくゴミ拾いをしていました。約1時間に及ぶゴミ拾いはあっという間に終了。始まる前までは見ず知らずだったことが嘘のように、私たちの間に温かい空気と団結力が生まれているように感じました。「長い歴史と伝統を持つ勝毎花火大会を継承しよう」というイベントに参加している方々の想いに触れ、同じ目的を持って団結することは本当に素敵であると、改めて実感しました。私たち北の快適工房も、お客様のためを想い、これからもスタッフ一丸となって努力してまいります。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿