こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。

3月になりました。卒業のシーズンですね。
毎年この時期になると、
学生時代の記憶が呼び起こされるのは私だけではないと思います。

全国的には春を感じる季節かと思いますが、
3月の北海道は、まだまだ冬。
雪解けには程遠く、例年4月でも街中で雪を見かけるほどです。


さて、北の快適工房はそんな雪国、北海道にあるものの、
全国各地から集まったスタッフ達が働いています。
ですから、それぞれ自分の地元の話になると、
お互いに新しい発見がたくさんあり、とても盛り上がります。
全国どこでも、その地域ならではの文化や光景がありますよね。
もちろんそれは北海道も例外ではありません。
特に北海道の場合は、「雪」が非常に深く生活に関わっています。
そこで今回は、北海道出身の工房スタッフが語っていた、
北海道ならではの文化、光景をいくつか紹介させてください。


◆その1 卒業式の時期、雪が残っているのは当たり前。
例えば本州では、
卒業シーズンといえばをイメージされる方が多いのではないでしょうか。
冒頭でお話した通り、北海道では3月の卒業式時期でも
雪が残っていることが多くあります。
ある男性の工房スタッフは、中学校の卒業式で
式典が終了した後に仲間内で胴上げをして、
最後はフカフカの雪の中に投げ込まれたという、
ちょっとヤンチャな体験をしたそうです(笑)。


◆その2 吹雪くと学校が休みになる?
北海道の吹雪の勢いは尋常ではありません。
もちろん学校にもよりますが、特に小学校では
安全のために吹雪で臨時休校になる、という
制度が多く取り入れられています。

ある女性の工房スタッフが言うには、
担任の先生の自宅に備え付けてある温度計がマイナス15℃を示すと、
始業が1時間遅くなる制度があったとのことです。
登校で上下スキーウェアを着こんでいるのは普通の光景。
また、下校時に吹雪いている場合は集団下校をしたり、
教員たちが生徒を車で送る、なんていうこともあるんですよ。

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(↑スキーウェアで登校する子供たち)

◆その3 ゲレンデはゴールデンウィークまで営業。
スキーやスノーボードはゴールデンウィークまでできる!
というのが北海道では普通のことです。
春スキーといって、
5月上旬ころまで営業しているゲレンデは、少なくありません。
ウィンタースポーツ好きの工房スタッフ達も
「これが今シーズン最後!」と出かけていく人が多くいます。
また、5月になるとさすがの北海道も暖かくなってきますので、
中にはゲレンデで半袖姿になって楽しむ、
たくましい工房スタッフもいました。

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(↑5月でも山には雪がたくさん!)


◆その4 雪合戦は北海道民の“たしなみ”の1つ
北海道出身の工房スタッフ達にとって
子供の頃、冬の遊びの定番といえば雪合戦
今は大人たちも楽しめるスポーツとして競技化され、
北海道の各地で大会が開かれています。
特に壮瞥(そうべつ)町にある
昭和新山という活火山のふもとで開かれている、
昭和新山国際雪合戦という大会はとても有名で、
日本全国はもちろん、世界からもチームが参加しているんですよ。


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(↑ヘルメット着用で争います。)

さて、いかがでしたか?
雪とともに生きる北海道の人々の暮らしが伝わっていれば
大変嬉しく思います。
ぜひ皆様も、地元ならではの文化や風習を振り返ってみてください。
きっと新たな発見があり、もっと地元が好きになるのではないでしょうか。
そして北海道にとっての雪のように、
私たち北の快適工房も
皆様の毎日にく関わっていける商品をお届けし続けたいと思います。


したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、
来月もお手紙を書かせていただきますね。


北の快適工房代表 木下勝寿