2016年9月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。9月になりましたね。8月のお便りでも書かせていただいた通り、今年も北海道の夏はあっという間に過ぎ去りました。私は季節の変わり目に感じる「外の匂いの変化」に敏感なのですが、この時期の北海道、特に早朝は、澄んだ空気の中に秋の匂いを感じ始めています。早朝、といえば…突然ですが、皆様は「雲の上に立った」ことはありますか?唐突に変なことを言い始めたとお思いでしょうか(笑)。実は先日、私は「雲の上に立って」きました。今回はその夢のような体験についてお話しさせてください。この体験の正体、それは、北海道の代表的なリゾートスポットの1つ、トマム(星野リゾート)にある「雲海(うんかい)テラス」という場所です。テラス席の眼前に広がる、一面の雲の海。まるで雲の上に立っているかのような感覚になる、何とも壮大で神秘的な光景です。(↑雲を見降ろすというのは、不思議な感覚です)この雲海は、ある限られた条件下のみで出現する自然現象ですが、その条件の1つが、1日で最も空気の冷えている早朝であること、なのです。このテラスまではゴンドラが運航しており、見ごろは6~9月ごろ。一生に1度は行きたい絶景スポットとして人気を博しており、カフェを併設していることから「天国に一番近いカフェ」とも呼ばれています。こんな素敵な光景を目の当たりにしながら、お茶ができるなんて…なんとも贅沢な時間ですよね。無類のコーヒー好きの私にとってはなんとも魅力的な要素です。人気にも納得なのですが…ただ、この雲海テラスには1つだけ注意点があります。それは、雲海は行けば絶対に見られるわけではない、ということ。雲海はあくまでも自然現象であり、発生する確率は約30~40%と言われています。何を隠そう、私も3度目の訪問にして念願の雲海を見ることができました。1度目の訪問では、晴れていたものの肝心の雲海が発生せず…。2度目の訪問では、雷雨に見舞われてしまい、ゴンドラにすら乗ることができず…。それだけに、3度目でようやく見られた時の感動はひとしおでした。(↑ゴンドラに乗れなかった時の残念な写真がこちらです)さて、この雲海テラスで欠かしてはいけないもうひとつの目玉が、前述の通り併設のカフェです。このカフェでココアやコーヒーを注文すると、店員さんに「雲海にいたしますか?」と聞かれます。なんのことやら…と言われるままにその雲海を頼んでみると、飲み物の表面に雲海を模したなめらかな生クリームを浮かべてくれるのです!可愛らしい、粋なサービスです。北海道にお越しになる方は、ぜひこの雲海テラスも行き先の候補に入れてみてくださいね。(↑暖かいココアに浮かぶ生クリームの雲海です)この雲海テラスが人気なのは、神秘的な雲海の魅力はもちろんのこと、このような素敵なサービスも相まってのものだと私は思っています。これは私たち、北の快適工房も同じです。これからも、お客様の毎日を快適にする商品作りだけでなく、私たちのお客様への想いをサービスという形で商品とともにお届けし続けていきたいと思います。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿