こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。
9月になりましたね。
8月のお便りでも書かせていただいた通り、
今年も北海道の夏はあっという間に過ぎ去りました。
私は季節の変わり目に感じる「外の匂いの変化」に敏感なのですが、
この時期の北海道、特に早朝は、
澄んだ空気の中に秋の匂いを感じ始めています。


早朝、といえば…突然ですが、
皆様は「雲の上に立った」ことはありますか?
唐突に変なことを言い始めたとお思いでしょうか(笑)。
実は先日、私は「雲の上に立って」きました。
今回はその夢のような体験についてお話しさせてください。

この体験の正体、それは、北海道の代表的なリゾートスポットの1つ、
トマム(星野リゾート)にある「雲海(うんかい)テラス」という場所です。
テラス席の眼前に広がる、一面の雲の海。
まるで雲の上に立っているかのような感覚になる、
何とも壮大で神秘的な光景です。

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(↑雲を見降ろすというのは、不思議な感覚です)

この雲海は、ある限られた条件下のみで出現する自然現象ですが、
その条件の1つが、1日で最も空気の冷えている早朝であること、なのです。
このテラスまではゴンドラが運航しており、見ごろは6~9月ごろ。
一生に1度は行きたい絶景スポットとして人気を博しており、
カフェを併設していることから
「天国に一番近いカフェ」とも呼ばれています。

こんな素敵な光景を目の当たりにしながら、お茶ができるなんて…
なんとも贅沢な時間ですよね。
無類のコーヒー好きの私にとってはなんとも魅力的な要素です。
人気にも納得なのですが…ただ、この雲海テラスには1つだけ注意点があります。
それは、雲海は行けば絶対に見られるわけではない、ということ。
雲海はあくまでも自然現象であり、
発生する確率は約30~40%と言われています。


何を隠そう、私も3度目の訪問にして念願の雲海を見ることができました。
1度目の訪問では、晴れていたものの肝心の雲海が発生せず…。
2度目の訪問では、雷雨に見舞われてしまい、ゴンドラにすら乗ることができず…。
それだけに、3度目でようやく見られた時の感動はひとしおでした。

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(↑ゴンドラに乗れなかった時の残念な写真がこちらです)


さて、この雲海テラスで欠かしてはいけないもうひとつの目玉が、
前述の通り併設のカフェです。
このカフェでココアやコーヒーを注文すると、
店員さんに「雲海にいたしますか?」と聞かれます。
なんのことやら…と言われるままにその雲海を頼んでみると、
飲み物の表面に雲海を模したなめらかな生クリームを浮かべてくれるのです!
可愛らしい、粋なサービスです。
北海道にお越しになる方は、
ぜひこの雲海テラスも行き先の候補に入れてみてくださいね。

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(↑暖かいココアに浮かぶ生クリームの雲海です)


この雲海テラスが人気なのは、神秘的な雲海の魅力はもちろんのこと、
このような素敵なサービスも相まってのものだと私は思っています。


これは私たち、北の快適工房も同じです。
これからも、お客様の毎日を快適にする商品作りだけでなく、
私たちのお客様への想いをサービスという形で商品とともに
お届けし続けていきたいと思います。


したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、
来月もお手紙を書かせていただきますね。


北の快適工房代表 木下勝寿