2016年8月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。8月の北海道は気温もグッと上がり、本格的に夏らしくなりました。といっても札幌は真夏日(最高気温が30度以上の日)が毎年平均7~10日間ほどなので、夏らしい期間はあっという間に過ぎていきます。そんなこの夏、工房スタッフと居酒屋で食事をしていたところ、参加していた本州出身の男性スタッフが「北海道ならではのビックリ体験」をしたので、今回はそのエピソードを紹介させてください。食事会の中で「8月の北海道の旬といえば?」という話題になり、礼文(れぶん)産の真ホッケ(まほっけ)が話題に上がりました。(↑マルで囲んであるところが礼文島です)「ホッケ」日本海、オホーツク海に生息。鮮度が落ちやすいので、主に開き干しが向いています。ホッケは北海道が漁獲量日本一で、漢字で「魚偏に花」と書き、一般的に旬は春・秋と言われています。ただ、北海道でポピュラーなホッケには、「真ホッケ(まほっけ)」「縞ホッケ(しまほっけ)」「根ホッケ(ねほっけ)」…と数種類あり、代表的な漁場の1つである礼文(れぶん)産の真ホッケは、8月ごろに旬を迎えます。このホッケ、北海道では食卓にもよく出る定番中の定番。北海道民にとってのソウルフード(魚なのでソウルフィッシュ?)なんです。例えば全国的に見ると、アジフライ定食は「定食の王道」というイメージがあるかと思いますが、北海道の王道はホッケ定食。むしろ、アジフライを食べたことが無い工房スタッフがいるほど、ホッケこそがスタンダードな魚です。バーベキューでは網の上で焼いて食べることも!これも北海道ならではです。高タンパク&低カロリーでビタミンも豊富、さらには安くて美味しい!と、非の打ちどころがありません。そんな中お店のメニューを見てみると、真ホッケがあるではありませんか!せっかくなので注文しようということになりました。しばらくすると、お待ちかねのホッケが到着。するとそのホッケを見たとたん、本州出身の彼だけが「え!?」と声を上げて立ち上がったのです。何をそんなに驚いているのか訳を聞いてみると…「僕が北海道に来る前に食べたホッケは、もっと小さかったんです!これ、僕が知っているホッケの2倍、いや3倍近くはありますよ!!」とのこと。続けざまに、ひと口パクリ。すると「うわぁ~旨い!!サイズが大きいから大味なのかと思ったら、こんなに旨みが詰まっているなんて…こんなにホッケの味を感じたことはありません。北海道すごい!」と、とても感動しているようでした。(左側:本州のホッケ 右側:北海道のホッケ)彼が驚いたのも無理はありません。一言にホッケと言っても、この「北海道のホッケ」は特別。サイズ、味わい、脂ノリ、どれをとっても国内最高の質と言って過言ではないのです。(下手をすると、魚焼きグリルに入らないほど!笑)本州出身の彼にとっては衝撃だったようですが、北海道ではこのサイズや味わいは普通のこと。道産子のスタッフから言わせると、逆に彼の驚きはとても新鮮だったようです。このような感じで、北海道には日常生活の中にも様々な素敵な驚きや感動が溢れています。今後も、そんな北海道の素敵な驚きや感動を北の快適工房から世界中に発信していきたいと思います。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿