2016年5月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。北海道はすこしずつ暖かくなり、夏が近づいているのを感じます。さて、この時期になると小学校のグラウンドからワイワイと子供の元気な声が聞こえます。なにかな?と覗いてみると運動会の練習が行われているのです。北海道には梅雨がないため、ほとんどの学校が秋ではなく5月下旬から6月中旬にかけて運動会を行います。そして、北海道の運動会には他の地域と少し異なっているところがいくつかあるんですよ。まず、5月からスーパーやお店のいたるところで「運動会セール」が行われます。運動会で使うレジャーグッズがお得になったり、子供用のジャージや運動靴などのスポーツ用品がお得になったりします。実は、北海道の多くの小学校には指定の体操着がありません。普段の体育の授業も「運動しやすい服装」というような指定はありますが、ジャージやTシャツに短パンなどそれぞれ好きな服を着ています。北海道以外にお住まいの方からはかなり驚かれるのですが、みんな服が違うので自分の子供がどこにいるか見つけやすく、親たちにとってはとても便利なんですよ。(↑みんなそれぞれ好きな服を着ています。奥には我が子を見守る家族や親戚たち!)当日の早朝にはみんなこぞって学校の門の前に並び、自分の子供が一番良く見える場所を確保するために場所取りが繰り広げられます。レジャーシートだけではなく、なんとパラソルや簡易テントまで設置する人もいます。応援は家族だけではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚、お隣さん、お父さん・お母さんの会社の同僚や友達まで呼んで、みんなでお酒を飲みながら応援するので応援席は宴会状態。北海道では飲酒がOKなところも多いのです。最近では禁止しているところも少しずつ増えてきましたが、地域全体で盛り上がれるような田舎ならではの良さもあったので私としては少し寂しくもあります。応援に行く人数が多いので、多くの家庭では当日の早朝からおせち料理並みに豪華なオードブルを用意します。中にはジンギスカンやバーベキューをしているところも。「運動会はごちそうが食べられる日」だと思っている子供も多いそうです(笑)。会場には屋台が出ているところもあり、まさにお祭り騒ぎです。北の快適工房にも小学生の子供を持つスタッフがいるのですが、工房の同僚スタッフみんなで応援しに行くとのこと。その他にも、「甥っ子が今年で最後の運動会だから見に行きます。」「友達の子供の運動会を応援しに行きます。」と、多くのスタッフが運動会を楽しみにしている様子でした。中には「知り合いはいないですけど、母校の運動会を毎年見に行っていますよ!」というスタッフもいました(笑)。北の快適工房のスタッフには応援することが大好きな人が多いようですね。この姿勢をずっと忘れずに、これからもお客様のお悩みに寄り添って、一緒に快適な毎日を過ごすためのサポートをしていきたいです。皆様の地域の運動会はどうですか?変わった風習があれば教えてくださいね。そして機会があれば是非、親戚みんなで応援しに行ってみてください。楽しそうな写真が届くのをお待ちしています。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿