2016年4月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。皆様いかがお過ごしでしょうか?4月は新しいことが始まる時期ですね。お子様の入学式やご自身の入社式を迎える方もいらっしゃることでしょう。新しい環境にドキドキしながらも、期待に胸をふくらませていることと思います。さて、4月や入学式といえば桜のイメージがあるのではないでしょうか?一緒に春を待っていたかのように満開になり、桜に入学を歓迎されているような気持ちになりますよね。ご存知の方もいるかと思いますが北海道の桜の開花は遅く、4月末に咲き始め、5月初旬にやっと満開になります。ですから、皆様の地域の桜の見頃が終わり、少し初夏の風を感じる頃にようやく北海道のお花見が始まります。実は北海道のお花見は、他の地域と違って少し変わっています。よくお酒や飲み物を飲みながらお花見を楽しむのが一般的かと思うのですが、北海道ではその他に必ずと言っていいほどジンギスカンをするんです。もちろん公園内は火気厳禁。しかし、桜の開花時期だけ期間限定で火気の使用が許可されるんです。(全ての公園ではありません。)多くの場合みんなでコンロや食材を持ち寄りますが、公園管理事務所でコンロの貸出をしていたり、ジンギスカンセットのデリバリーもあるので手ぶらでも大丈夫です。どれだけ北海道のお花見にジンギスカンが根付いているのか、伝わったでしょうか?↑昨年のお花見の様子。このように、ジンギスカンをすると、いたるところでもくもくと煙があがります。北の快適工房のスタッフでも毎年みんなでお花見に行きます。普通、朝早くから出かけて桜がよく見えるポジションを場所取りすると思うのですが、北海道民はどちらかというとジンギスカンができるように広い場所を探します(笑)。お花が見えなくてもあまり気にしません。北の快適工房のスタッフは人と触れ合うことが好きなので、毎年、隣でお花見をしているグループと道具や調味料を貸し借りして話している間にすぐ仲良くなってしまうんです。最後には一緒のグループになり「またここで!」なんて言ったりしてお別れをします(笑)。こんな出会いもお花見の醍醐味です。今の時代なかなかこのような繋がりも薄くなりつつありますが、北の快適工房の「人との関わりを大切にする」という気持ちがここでも活かされているのかもしれませんね。このおたよりを読んでくださっている皆様と直接お会いすることはなかなかできないですが、皆様にとっていつでも相談できたり何でも頼れるような、できるだけ近い関係を築いていきたいです。余談ですが北海道の桜は本州の桜と種類が違い、全国的に有名なソメイヨシノの他に、エゾヤマザクラとチシマザクラという桜が咲きます。特にエゾヤマザクラは花の開花と同時に葉も開くのでピンク一色にはならず、ピンクと緑の立体感がある花になり、これもまた素敵なのです。本州で桜を楽しんだあとに北海道に来れば、種類の違う桜で贅沢に二度お花見を楽しむこともできます。是非、北海道に桜を見にいらしてくださいね。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿