2015年10月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。 皆様いかがお過ごしでしょうか?北海道はすっかり紅葉も深まり、ひと雨ごとに寒さが増し、冬に近づいているのを実感します。長~い冬が始まりますので、森の動物も、人間もこの時期は冬仕度で大忙しです。 例えば、「薪ストーブ」のある家は、冬を乗り切るための「薪集め」の大詰めを迎えます。私の家にはないのですが、最近は昔ながらの古い家だけではなく、新築の家でも「薪ストーブ」を付けるお宅がとても多いのです。雰囲気があってカッコイイですし、暖炉の火は、心も身体も温まりますよね。薪ストーブの上でスープを煮込んだり出来ますし、雪で濡れてしまったブーツなんかも、薪ストーブの横に置いておけばすぐに乾きますのでとっても便利です。(↑工房スタッフ宅の薪ストーブと、愛犬のこまめちゃん)最近、休日になると、近所のお宅でせっせと薪割りをしているのを見かけます。ぱこーん、ぱこーんとリズミカルに薪を割る音に、すごく秋を感じます。しかし、ひと冬を越せる分の薪は相当な量になりますから、薪集めはどこのお宅も苦労している様子。薪は販売もしていますが、ひと冬を過ごす分となると結構な値段になってしまうので、家に薪ストーブを設置している人は、いつも薪情報を収集しています。先日、工房の男性スタッフがトラックを借りて薪をもらいに行っていました。知り合いにもらったのかと思ったら、そうではないらしく、たまたま近所をドライブをしていたら、伐採済みの木が山積みになっているのを見つけ、土地の所有者に連絡をとって薪をもらえないかと聞いたのです。すると「処分に困っていたから持って行ってくれるとすごく助かるよ。」と言われたそうなのです。なんと素晴らしいギブアンドテイクなのでしょう。近所付き合いというものが少なくなってきているこの時代に、なんともほっこりとした気持ちになりました。きっと、この工房スタッフも、暖炉に火を入れる度に薪をくれた方に感謝をして、温かい気持ちになるんだろうと思います。そして、北の快適工房をご利用くださる皆様とも、こんな風に心が温かくなるような関係を築けたら良いなと思いました。本格的な冬になるまであと少し、皆様の土地ではどんな冬仕度をするのでしょうか?寒くなってきていますのでお身体にはお気をつけくださいね。したっけ(北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房代表 木下勝寿<追伸>先日、工房の女性スタッフのもとに、元カレから電話が掛かってきたそうです。「もしかして、私の事をまだ好きなの?」とドキドキして電話に出たそうなのですが、「お前の家、薪ストーブだよね?薪いる?庭の木を切って余ったから。」という電話だったそうです(笑)。