2015年1月 by 北の快適工房 いつも北の快適工房をご愛顧いただきありがとうございます。北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。 2015 年、明けましておめでとうございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。 ここ北海道では、ついに「根雪(ねゆき)」となりました。もしかすると、皆様は「初雪」という言葉の方が聞き覚えがあるかもしれませんね。「初雪」というのは、その名の通り、初めて降る雪を指します。北海道では、初雪が降る時期は毎年11 月頃で、まだ比較的気温が高いため、降ってもすぐに溶けてしまいます。「根雪」というのは、簡単に言うと降り積もった雪が溶けずに地面にそのまま残る雪のことを指します。この時期は、気温がぐっと下がるので、降っても溶けず地面に残ります。そして、その上に新雪が降って積雪されていくのです。 先日、ドライブをしている最中にふと横に目をやると、こんなに綺麗に雪が積もっていました。 少しでも北海道の雪を皆様にもお見せしたく、思わずパチリと写真を撮ってしまいました(笑)。地面が白い雪のじゅうたんで埋め尽くされてくると、本格的な冬の到来を感じます。 そして、本格的な根雪になってくると大変になるのが、除雪(雪かき・雪はねとも呼ばれます)です。北海道に住む私たちにとって、除雪は冬の生活の一部とはなっていますが、スコップを使いながら積もった雪を崩しながら行うので、実はかなりの重労働。特に雪が多く降った日などの歩道や、道路のわきに積もった雪は、私たちだけでは太刀打ちできません。 そこで救世主となるのが、「除雪車」。正確にいうと、除雪車で除雪作業をしてくれている方々です。この除雪作業は、私たちが寝ている間の夜中に整備してくれています。なので、夜にどんなに雪が降っていても、翌朝の歩道や道路はとても綺麗になっているのです。まるで一夜にして魔法がかかったように。 この歩道や道路は、夜中に整備されるので私はどんな方が作業をしてくれているか分からないのですが、整備されている歩道を歩いていると、なぜか「もしかしたらこんな人かなぁ。」と次第に想像ができてくるのです。それは、一つひとつの作業の丁寧さや真摯さ。そしてその作業をしてくれた方の仕事に対する思い。おそらく、その歩道や道路を通る人を思い浮かべながら除雪作業をしてくれていたんだなぁと、ひしひしと感じるからなのです。 北の快適工房も、現時点では皆様と直接顔を合わせてお話することはありませんが、私はどんな方法であっても、丁寧さと真摯さお届けすることで、必ず心が通じ合えると信じています。 そんなことを思いながら、今日も工房に向かいます。今年一年も、これまでと変わらず私たちの思いを届け、皆様と素敵なつながりがもてますように。 したっけ、来月もお手紙を書かせていただきますね。(北海道では、「それじゃあ」のことを「したっけ」と言います。) 北の快適工房代表 木下勝寿