こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿(きのしたかつひさ)です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 
北海道の夏は短く、お盆の時期を過ぎると、だんだんと気温が下がり、すぐに秋がやってきます。

北海道民は、その短い夏を精一杯楽しんで毎日を過ごしています。
 
さて、皆様は「羊ヶ丘展望台」という場所をご存知でしょうか。
羊ヶ丘展望台は、広大な自然が楽しめる、夏にぴったりな名所です。
 
そんな羊ヶ丘展望台には、「Boys,Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)」という言葉が有名な、北海道の開拓に貢献したクラーク博士の銅像が建てられています。
(ちなみに北海道民からは「クラーク像」と呼ばれ、親しまれているんですよ。)
 
観光客の方から、「クラーク博士の銅像ってどこにあるんですか?」なんて聞かれることもしばしば。

北海道の歴史を物語る、有名な銅像なのです。
 
この羊ヶ丘展望台のクラーク像は、実は台座がポストになっています。
このポストは“ 夢”を投函できる、“ 希望のポスト”なのです。

DSC03931gray_グレースケールしているものしかありませんでした…
 

「大志の誓い」という名前の紙に夢や願い事を書き、このポストに投函すると、その紙を永久に保存してもらうことができます。

そして、5年後・10年後にもう一度来た時、投函日と氏名を言えば、その当時に書いた紙を見せてもらえるのです。
 
また、クラーク像の近くには「クラーク旅立ちの鐘」があり、願い事を書いた「大志の誓い」を手に持った状態でこの鐘を鳴らすと、より願いが叶うというジンクスがあります。

そのため、「大志の誓い」を書いた後は、鐘を鳴らしてから投函するのがおすすめです。
 
先日、スタッフとともに羊ヶ丘展望台へ行ってきました。

スタッフみんなで「大志の誓い」を書き、鐘のところに行くと、その周りには「大志の誓い」を手に持った方がちらほら。その中に混じって、鐘を鳴らしてきました。
 
その後、みんなでポストに向かって歩いていると、

「何年か経ってから、昔書いた夢が見れるのって、なんだかタイムカプセルみたいですよね。子どもの頃、埋めたことがあるんですが、うっかり場所を忘れて掘り出せなくなっちゃったことがありました(笑)。でも、それもひとつの思い出になったんですよね。」
 
というスタッフの声が。
 
「大志の誓い」は地面に埋めるわけではありませんが、「いつか、これを見る時の自分はどんな風になっているのかな?」という、昔タイムカプセルを埋めた時のワクワクした気持ちを思い出しました。
 
皆様も、北海道にいらっしゃることがあれば「大志の誓い」を書いてみてください。

何年か後に、また「大志の誓い」を見ることができた時には、私も、あなた様も夢を叶えた“ 理想の自分”になっていたらいいなと思っています。
 


 
したっけ(北海道では、「それじゃあ」のことを「したっけ」と言います。)
来月もお手紙を書かせていただきますね。


北の快適工房代表 木下勝寿