2023年11月 by 北の快適工房 こんにちは、北の快適工房代表木下勝寿です。11月となりました。北海道ではちらほらと雪が降り始める季節となり、道行く人の姿も暖かい服装に変わってきていますが、その一方で、まだ季節は秋という地域も多いでしょうか。紅葉前線も順調に南下しているため、鮮やかに色づいた景色を堪能しつつ、秋の味覚に舌鼓を打っている方もいるかもしれません。さて、北海道の秋の味覚といえばカボチャやジャガイモなどの野菜類、鮭やサンマなどの魚介類などが有名ですが、実は果物の栽培も盛んなため、ぶどうや梨、りんご、プルーンなども楽しめます。なお、それらの多くは9月から10月頃に旬を迎え、その時期になると果物狩りには多くの人が集まります。果物栽培の中心となっているのは、札幌市から車で1時間程度の距離にある仁木町(にきちょう)と余市町(よいちちょう)です。この2つの町だけで、北海道内の栽培面積の半分以上を占めており、ゆるやかな丘陵地にはどこを見ても果物畑が広がっています。また、あちこちに直売所や果物狩りができる果樹園がありますので、シーズンともなれば瑞々しい果実を手軽に買えるほか、自分で収穫を楽しむこともできます。北の快適工房でも、毎年果物狩りを楽しみにしているスタッフが何人もいて、好みの品種をピンポイントで狙うために、複数回に渡って足を運ぶというスタッフもいました。その場でお腹いっぱい食べたあとも、お持ち帰りをしてしばらくは果物三昧の毎日を堪能するのがこの時期の恒例なんだそうです。また、友人や親戚に箱いっぱいの梨やりんごを送って、12月にはお礼のみかんがこれまた箱で届くなど、肌寒い時期になると甘い香りがする荷物が行ったり来たりするという話も聞きました。秋は美味しいものがたくさんありますので、私も楽しみにしている時期ですが、甘い果物はやはりその中でも人気が高いようです。少し話は変わりますが、食材の宝庫である北海道でも地質が合わなかったり、寒さに弱い作物は育てることができません。日本人に馴染み深い「柿」もその一つです。一部地域で育てているところもありますが、基本的には温暖な気候を好む果物のため、北海道で柿の木を見かけることはほとんどありません。しかし、北海道での柿の消費量は全国でも上位であり、果物の中でも人気が高いのだそうです。たしかに、旬の時期になればスーパーの一番目立つところにずらっと並んでいるほか、購入する方も箱で買っているところをよく見かけます。北の快適工房でも好きな果物といえば「梨」と並んで「柿」と答えるスタッフが圧倒的に多かったです。柿が徐々に姿を消し、入れ替わるようにみかんが並べられる頃には、本格的な冬が訪れます。旬の食材は美味しさはもちろん、栄養もたくさん詰まっていますので、皆様もこの時期だけの味覚を存分に楽しんでくださいね。したっけ( 北海道では「それじゃあ」のことを「したっけ」といいます。)、来月もお手紙を書かせていただきますね。北の快適工房 代表取締役 木下勝寿