こんにちは、北の快適工房代表の木下勝寿です。

美味しいものがたくさんある北海道ですが、
9月は収穫の時期ということもあり、
様々な秋の味覚で溢れています。

北海道米もそのうちの一つなのですが、
実は北海道米はひと昔前までは
「美味しくないお米」の代名詞だった
過去があります。

今でこそ美味しいお米で知られる
北海道米ですが、現在の評価に至るまでには、
米農家の方をはじめとした、
たくさんの人々の試行錯誤と
苦難の歴史があります。


江戸時代にスタートした北海道の米作りですが、
当時は厳しい寒さで米が育ちませんでした。
北海道での米作りに変化があったのは、
それからおよそ200年後の
北海道の開拓が始まった明治時代。
北海道の稲作の父と呼ばれる
中山久蔵さんが「赤毛」という米の育成に
成功したことが始まりです。
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中山氏の旧宅があった
北海道北広島市(きたひろしまし)に
建てられた記念碑


赤毛は寒さに強い品種ではありましたが、
それでも北海道の寒さの中ではなかなか育たず、
中山さんは、毎晩お風呂で沸かしたお湯を
田んぼに注いで
稲を寒さから守っていたそうです。
(日本の観測史上最低を記録した
マイナス41度という気温は
明治時代の北海道で観測されたものです。)

そんな厳しい環境で
米作りを行っていた当時ですが、
それでも少しずつ北海道の各地へと
稲作は広がって行きました。


そして、美味しいお米として
広まるきっかけとなったのは
1988年に生まれた「きらら397」です。
人気の高いコシヒカリの系統と、
寒さに強い品種をかけ合わせてできた
このきらら397は、
今までの北海道米=美味しくない
というイメージを払拭するほどの美味しさで、
あっという間に北海道のあちこちで
作られるようになりました。

さらに品種改良が進み、
冷めても美味しい「ななつぼし」や、
北海道の南部生まれである「ふっくりんこ」
2008年には「ゆめぴりか」が生まれました。

米の品種改良に携わったことのある
知人の話では、
性質の違う米をかけ合わせる際、
寒さや病気に強いか、
どのくらい生産できそうか、
美味しさはどのくらいか、
などいくつものテストを繰り返さなくては
ならないそうです。
かけ合わせてはそのテストを繰り返すため、
品種改良は10年がかりと言われるのも納得です。


そして、2017年には
「ふっくりんこ」「ななつぼし」「ゆめぴりか」が
産地品種の出来栄えをランキングにした
「食味ランキング」の最高位「特A」を連続受賞し、
北海道米の品質の高さを証明しました。
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私たち北の快適工房は
本当に良い商品ができるまで、
何度も試作とモニターテストを繰り返し、
商品はもちろんパッケージや同封するご案内など、
お客様の手に届くものは
時間をかけて精査しています。

「北海道で美味しいお米をつくりたい」。
そんな思いと同じく、私たち北の快適工房も
ここ北海道からより良い商品をお届けできるように
励んで行こうと思います。

(ちなみに私は、
北海道のおかずと北海道米を一緒に食べるなら、
松前町の松前漬けや、虎杖浜のたらこ、
知床のウニがおすすめです。)


したっけ
( 北海道では「それじゃあ」のことを
「したっけ」といいます。)、
来月もお手紙を書かせていただきますね。



北の快適工房    
代表取締役 木下勝寿